+ほほえみくんを使うために1・準備編+

÷

ほほえみくんは大抵、買ってきた直後の状態では、それにセットアップされているOSを使い続けるのはライセンス違反であるとか、ハイバネーションをしようとすると領域が確保されてないためハードディスクの内容が上書きされてしまう可能性があるとか、いろいろ問題があるのでそのまま通常利用する事は出来ません。
ちゃんと使い続けようと思うなら、1から自分で再セットアップする必要があります。
その作業工程はこんな感じになります。
全体の作業の流れ
元のハードディスクから必要なデータを抽出する

ほほえみくん解体、スペーサーの除去、組み立て

替えのハードディスクにダミー起動パーテーションを作成、Lib上でFDISK、パーテーション作成

替えのハードディスクのフォーマット

ハードディスクに必要なデータを転送しOSのインストール

フロッピードライバ、ペンドライバ、東芝ユーティリティーインストール
再セットアップ行程はこれにある通り、全バラしたり、ハードディスクを交換したり、変なワザを使ってOSをインストールしたりとかなり面倒です。
そのため、前もって用意しておかなければいけない物が普通のノートPCをリストアする時よりも多く必要です。
それらをそろえる事で、ほほえみくん自体がもう
4個ぐらい余裕こいて買えてしまうぐらいのお金がかかりますが、気にしない事
÷


そろえるべき物
●必要なものをリストアップします。
  1. ほほえみくん本体
  2. 工具類(ドライバーセット、カッター、ラジオペンチなど)
  3. 薄型両面テープ
  4. 9.5ミリ薄型ハードディスク
  5. PCMCIAカードの使える母艦
  6. 2.5インチハードディスク接続用PCカード
  7. Libretto用バッテリー
  8. Windows95インストールメディア
  9. (必要なら)Windows98、WindowsMEのインストールメディア

÷

1.ほほえみくん本体の入手
●秋葉原の電子工房とかパレットタウンとかに行けば大量に売ってます。
大抵複数の中から選ばせてくれるので、状態の良いものを探しましょう。
最近は場所によっては結構安くなってる(1万以下)ので、
予備機も買っとくと良いでしょう(←半強制)。

÷

2.工具類(ドライバーセット、カッター、ラジオペンチなど)
●ほほえみくん、セットアップのために、買ったら即座にバラします(笑。
(どうせメーカー保証とかなんかハナッから無いマシンだし。)
そのため、ちゃんとした工具を買っておいて下さい。
ドライバーセットは必須、硬いものをひっぺがすのでカッターナイフはあったほうが良いです。
ラジペンは何かあったときに持ってると便利という程度。

÷

3・薄型両面テープ
●セロハンテープみたいな奴で粘着面が両面にあるもの。これは買っといて下さい。
ほほえみくんをバラす時にひっぱがす保護シートを再び貼り付けなおすのに必要です。

÷

4・ 9.5ミリ薄型ハードディスク
●ほほえみくんには超薄型(2.5inch-8.45mm)ハードディスクが搭載されていますが、容量が810MBとあまりにも少なく、このままではフロッピーやポートリプリケーター等が無いとOSの再セットアップを行うことが出来ません。
なので最低でもWindowsセットアップファイルとインストール領域が収まるぐらいのハードディスクが必要です。
ところが、ほほえみくんの当時に使われていた8.45mmハードディスクは容量が小さいのしかない上現在入手が非常に困難です。
そこで、今でも簡単に手に入る9.5mmハードディスクで代用してしまおうというわけです。
どんなタイプのハードディスクを買えばいいのかというと…
旧Librettoには東芝かIBMのハードディスクが相性がよいとされています。他のメーカーだと発熱がすごいとか相性で動作しないとかいろいろあるらしいので、とりあえずどっちかのメーカーのにしといた方が無難でしょう。
また、「流体軸受け」と呼ばれるタイプのハードディスクは音がとんでもなく静かなので、放熱ファンを持たないほほえみくんにこのタイプのハードディスクをつけると、動作音がほとんど聞こえなくなるほどです。
あとは、お金に余裕があるなら出来る限り容量の大きいハードディスクを買ってくると良いでしょう。
大きければ大きいほどアクセススピードが速くなりますから。
全体で8GBのディスクをフォーマットすると30分から1時間ぐらい待たされますけど、60GBのハードディスク中の8GBをフォーマットすると10分も経たないで終わります。そのぐらいの差。


÷

5・PCMCIAカードの使える母艦
●ノートPCなり、デスクトップにPCカードアダプタを装着するなり、PCカードの使えるPCが必要です
CD-ROMもフロッピーも持たないほほえみくんにデータを転送するときには、ほほえみくんからハードディスクを引っこ抜いて直接それにデータを入れ込むという力ワザを使う事がよくあるのですが、そのときいちいち母艦をバラしてハードディスクを装着するのは面倒です。
そんなとき、PCMCIAの2.5インチハードディスク装着機器があると非常に楽が出来ます。

÷

6・ 2.5インチハードディスク接続用PCカード
●上記にもありますがほほえみくんを母艦とのデータのやりとりをするのに必要です。
この手のタイプの機器に最近ではUSBとかIEEEとかのタイプがあってそっちの方がPCMCIAタイプよりも圧倒的に安いのですが、古い機種であるほほえみくんにそんな物が使えるわけがありませんから、ここはおとなしくPCカードタイプの物にしといて下さい。大抵1万円以上ぼられますが(笑

あと、コレにはケース有りとケース無しの2種類がありますが、ケース無しの方だとハードディスクをうまく認識しなかったりフォーマットが出来なかったりするので、ちょっと高いですがケース有りの方が無難です。
ケース有りタイプ ケース無しタイプ
なんでケースの有無で性能に差が出るのかはよくわかんないのですが、ケース有りの方はハードディスクとケーブルの接合部分に制御基盤らしき物がくっついてて、ケース無しの方にはそれが無いので、それが性能差の原因なのかなとか思ったりしてますがどーなんでしょ。
それから、ケース無しの方はフラットケーブルの差し込み向きを間違えやすく、またハードディスクが常にむき出しなので、「事故」を起こしやすいです。そういったところでも、ケース有りの方を買っておきましょう。

÷

7・ Libretto用バッテリー
●現在入手出来るほほえみくんは、ほぼ間違いなく中古品です。それも、保険屋さん達によって思いっきり使い倒されたズタボロの。
そんなノートPCのバッテリーが無事なはずがありません。
私はほほえみくんを3台買いましたが、全部のバッテリーが一晩充電しても10分ぐらいで無くなってしまうほどヘタってしまっていました。
世の中にはバッテリーを復活させるサービスや、バッテリー内のセルを交換してしまう荒技もあるそうですが、Librettoの場合は買ってしまった方が早いです。
Librettoの聖地「チチブデンキ」へ行けば、今でも売ってくれます。
ノーマルバッテリーは10,800円、大容量バッテリーは18,000円。
ノーマルで1.5時間、大容量タイプで4時間の連続動作をさせる事ができます。

÷

8・Windows95インストールメディア
●買ってきたほほえみくんにインストールされているWin95は、

「ペンドライバーの動作確認のためにとりあえず入れてる物(店員さん談)

なので、これを使って通常使用する事は
「出来ない(店員さん談)そうです
また、買ってきた時の状態では、「Libretto上でFDISKを起動して領域を作る」という必要な作業を省かれているため、このままでは「ハイバネーション
(いわゆる休止状態)」を使う事が出来ず、本格的にほほえみくんを使っていこうと思うならば、やはり自分でOSのセットアップをしないといけません。

で、いまさらWindows95なんて手に入れるのは困難かと思う方もいらっしゃるでしょうが、これがまた簡単に手に入るんですよビックリするぐらいに。
日曜の秋葉原に裏路地に行くと、いっぱい露店が並ぶでしょ。怪しいジャンクとか携帯電話のモックとか自衛隊使用済み空薬莢とかワケわかんないのがいっぱい売ってるアレ。
ああいうところに行くと、これがまたたくさん売ってるんですよ、Windows95。
最終バージョンのOSR2.5から、一番最初のフロッピー版まで(笑
ただ、Windows95は様々なバージョンがあってそれぞれ性能にかなりの差があるのに、露店で売ってるWindows95はパッケージを見ただけではどれがどのバージョンなのか区別が付きにくく、判別するには店員さんに聞いてみるしかありません。
だから、どのバージョンだか分からなかったり店員さんがあんまり詳しく無さそうだったりあまりにも値段が高いと思ったら、すぐに他の露店に行きましょう。必ずいい条件の物が手にはいるはずです。
ちなみに、露店でのWin95の相場は、2003年7月現在で5〜6000円です。そこから大きく離れた価格の物は何か裏があります。気を付けましょう。
(私の場合、500円っていうWin95を買ったら、パッケージにはPC-AT互換機用って書いてあったのに中のCDはPC-98用だったなんて事が…)

で、Windows95にはいくつかのバージョンがあると書きましたが、それぞれの特徴を軽く書いておきますと、
  • 4.00.950(OSR1
    • 一番最初のバージョンで、唯一店頭販売されたこのバージョンのCD-ROM版はアップグレード版しかなく、インストールをしたかったらフロッピー版のWindows95を買うかWindows3.1のインストールフロッピーを持っているかのどちらかしかないという、今考えるととんでもない配布形式。
      バグバグだし、FAT16しか認識出来ないので今あえて苦労して手に入れる必要は全くなし。

  • 4.00.950a
    • 単に4.00.95にサービスパックを当てただけの物。

  • 4.00.950B(OSR2.0OSR2.1
    • USBだのFAT32だのといった新しい機能を使えるように大改造されたWindows95。
      OSR1とは完璧に別物。それまでのWindows95用デバイスドライバとかが使えなくなってしまったので、当時持ってた機器が一つ残らず使えなくなった私はパニックに陥った事が…
      当時このバージョンは、OSR2がプリインストールされたマシンを購入するか、ハードディスクやマザーボード等とセットで購入するなどしないといけない、単体では買う事が出来ない物でした。
      機能と動作の軽さのバランスが取れた、いまだに人気の高いOS。


  • 4.00.950C(OSR2.5)
    • Windows95最終バージョン。
      ていうかWindows98のための実験バージョン。
      このバージョンからWindowsはIEとカーネルが結合してしまい、アホみたいに動作の重いOSになってしまいました。
      ちなみに、「電子工房」とかで売ってるほほえみくんにインストールされてるWin95はこのバージョン。

と、こんな感じでしょうか。
この中でどれを買ってくるのがいいかというと、やっぱり
OSR2.1。なんでコレかというと、OSR1のWin95はインストールするのが死ぬほど大変だし、OSR2.5のWin95はホント重いし、と単純に消去法で(笑


÷

9. Windows98、WindowsMEのインストールメディア
●Windows95ではなく98やMEを使いたいという人は一緒に買ってくるといいでしょう。
98やMEも露店で非常に安く売ってます。
ちなみに私の場合、何故か私のほほえみくんはWindows95ではAirH"のAH-H401Cがちゃんと動作しなかったので、「98Lite」でカーネルをWin95のに取り替えたWin98を使っています。




÷


これらを全部そろえる事が出来たらば、次の行程に進みましょう。


…ええ、ほほえみくんの
解体です(笑)


>>解体編へ進む
<<ほほえみくんとはに戻る

÷

研究室へ戻る
TOPへ戻る