+PocketArtistとは+

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PocketArtistとは、海外のソフトメーカーconduitsが販売している(シェアウェア $49.95)、WindowsCE用の超強力なペイントソフトです。
解像度制限のない画像編集画面、メモリのある限り枚数制限無しの透明レイヤー、強さ調整やなめらか補完機能があり形状や大きさをカスタマイズできるペンツール、色補正ツール、様々なフィルタ、その他いろいろな機能があり、ちょっとした画像編集ならばこれだけで十分すぎる性能を持っています。
これだけの性能を持つソフトは他には見あたらず、まさに最強のモバ絵ソフトと呼べるものではないでしょうか。





これが編集画面です。PPCやHPCにも対応し、どのプラットフォームでも変わらず同じように作業することが出来ます。
解像度の大きい画像を編集する場合は画像の右と下にスクロールバーが表示され、それを操作す
ることで画像を移動します。





レイヤー編集画面です。
本当はあまりやっちゃいけないことなんですが、ご覧の通り日本語でもレイヤーに名前をつけてしまうことが出来ます。
レイヤーは何枚でも増やすことが出来るんですが、当然ながら増やせば増やすほどソフトの動作はどんどん重くなっていきます。
XScalePXA255で400メガヘルツのCPUのPPCでも、レイヤー数4〜5枚でとどめておいた方がいいと思います。
上の例で使った絵では限界に挑戦するため解像度300*300のレイヤー数13枚を使用してみましたが、めちゃめちゃ重たくなってこれ以上は無理でした(笑

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ただ、いくつか残念なところもあります。まずは、このソフト、レジストレーション作業がものすご〜く面倒。
いくつもの手順を踏まないと製品版として動作させることが出来ないのです。コレに関しては後述します。
それから機能的なことだと、いわゆる「手のひら」ツールが存在しないため、画面の移動はスクロールバーのみであると言うこと。
たまにバーをタップしたつもりが、絵にびび〜っと線を引いてしまうことがあります。これ結構ストレスたまります。手のひらツールは本当に欲しいです。



それから消しゴムツール。エアブラシの様に縁がなめらかにフェードオフしていく様なペン先を選んでも、ハードエッジな消え方になってしまいます。
レイヤーを使わないで絵を描く時には背景と同じ色のブラシで代用すればいいのですが、色の塗られたレイヤーを透明に戻すには「クリア」機能を使うか消しゴムツールを使うしかありません。
私はしょーがないから強さを調整した消しゴムツールで少しずつ消していってます。
これも早いところなんとかして欲しいですね。



それから、これも。PocketArtistはファイルを開く時画像をサムネイル表示してくれるんですが、なぜかPocketArtist標準のフォーマットであるPSDファイル(Photoshop形式データ)のサムネイルを表示してくれません。これではサムネイル表示機能の意味が全然ありましぇん…



最後に、恐怖のメッセージ2つ…。
PocketArtistは、絵を保存する時に、ごくまれに保存に失敗してくれます…。
一番多く見るのは上の画像の左側。一回でもこの表示が出てしまった絵は、もうPocketArtistで編集することは出来ません。この状態の場合、どうもデータが壊れたのはヘッダーの一部とかそんな程度のようで、デスクトップパソコンのPhotoshop形式を読み込めるソフトウェアを使えば、普通に読み込めるので、サルベージだけは出来るようです。
(ちなみにこの絵を新規保存したり別ファイルにコピペしたりしてCE機上に戻しても、なぜかまた左のメッセージが出てくる場合の方が多いです。サルベージが出来ただけマシだと思って、あきらめましょう…)
絶対に見たくないのは、右側のメッセージ。
デスクトップで読み込もうとしても無駄です。完全にデータが壊れています。お亡くなりです。
一体何回血の気が引いたことでしょう…。
これらの恐怖を防ぐためには、以下の4つを守る事が必要です。
1・ファイル名やフルパスに日本語を入れないようにする
日本語で保存するのは普通に出来てしまうし、一見なにも問題がないように見えます。でも、PocketArtistは海外製アプリケーションです。2バイト文字を使うことでどんなバグが起こりうるかという検証はまったくなされていないので避けた方がいいです。
2・裏で、メモリを食うようなアプリを立ち上げたままの状態で作業しない
3・あまりレイヤーを増やしすぎない
この2、3に関しては、保存という作業は、メモリ、CPUパワー、データ転送等CE機器のフルパワーを必要としているため、単純に少しでもCE機の負担を軽くしてやろうという意図です。
4・Backgroundレイヤーを真っ白のままにしない
よくわからないのはこれ。
でもなぜか、Backgroundレイヤーに何も描かれていないのと 何かしら描かれてあるのとでは、恐怖のメッセージの出る確率が全然違うんです。
プログラム的な何かがあるんでしょうか…。

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以上、簡単なPocketArtistの解説でした。
当サイトに展示されているモバ絵のほとんどはこのソフトを使って描かれたものですが、大きいサイズの画像でも「JSLandscape」や「NyditotVirttualDisplay」等の解像度変更ツールを使わずにPocketArtistの機能だけで描いています。
高性能で本当に使いやすいツールです。
保存の失敗という痛烈なバグさえなければ。
多分このソフトがなかったら私はモバ絵してなかったと思います。


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